「一回りも年下同僚の目が気になって、自分らしくいられない」
「自分の意見を言って否定されたらどうしよう?」
「私が悪いのかな?」

未経験の広報の仕事に就いて約2年が経とうとしていました。30代後半になり、仕事もプライベートも全力で取り組んできた結果、たくさんの貴重な経験を積むことが出来たのが誇りでした。それなのに、なかなか自分に自信を持てず、たった一人の、しかも自分より一回りも年下の同僚にビクビクして苦しい毎日を過ごしていました。
どうにか状況を変えたい、と強く思いコーチングを受けようと思いました。

私がコーチに望んでいたのは、とにかく味方でいて、私の話を引き出してくれることでした。
普段、聞き役でいることが多く、自分が本当に思っていることがあまりわからないことが常態化していたからです。また、過去のパートナーからの否定的な言葉も私を苦しめ続けており、いつも自分が悪いのではないか、と思っていました。
そんな自分の、本当の心の奥底で思っている声を引き出したい。本当は自分がどうしたいのか、どう感じ、どう思っているのか知りたい。でも、一人では不安で、誰かの力を借りたい。
そんなときに出会ったのが由紀さんでした。

由紀さんは、毎回のセッションで明るくまっすぐに私の話を聞き、受け入れてくれます。そして、私が思っていることを引き出して、質問をしてくれる。外向きの私の意識を、内へと向かせてくれます。
でも、その作業は思っている程、楽なことではありませんでした。どうしても受け入れたくなったり、認めたくなかったり。そんなとき、由紀さんの厳しくも暖かい言葉に幾度助けられたか、そして、自分を受け入れてあげることができたか。これまでの自分では想像できませんでした。

何事にも一生懸命で真面目に取り組み、なんでもリードしてしまう自分。良くもあり、同時に苦しくなることもたくさんあります。
「その選択は、本当にあなたを救えるの?」
「あなたはどうしたいの?」
「その選択は、自分で自分を守れている?」
由紀さんからもらった言葉たちです。

外向きの自分が徐々に自分自身に問いかけるようになったとき、これまでの不安や恐怖がすーっと引いていく感覚がありました。少しずつ、でも着実にこれまでの自分がやってきたことを認めながら、自分が自分の味方でいることができているような実感があります。

これからも自分の一度きりの心から満たされた人生のために、自分と向き合い続けようと思います。
由紀さんのお力を少しだけ借りながら。