コーチングセッションを通して、これまで仕事で多くの経験を積み、責任感を持ち、自己鍛錬を続け、懸命に歩んでこられたクライアントの皆さまと出会う度、胸の奥に「熱さ」と「痛み」がこみ上げてきます。

プレイヤーとして懸命に働いてきた自分が、初めて部下を持ったときの不安を乗り越え、そして、幾多の試練を経てようやく自信をつけた矢先に、次の大きな壁が目の前に現れる……。そんな「出口の見えない、永遠に回り続ける円を走っているような状態」に陥ってはいませんか?

私たちは日々、目の前の事柄や出来事が心地よければ喜び、力を得ますが、不快に感じると落胆し、力を失います。その「外の出来事」は、他人との関わりや評価、比較といったものかもしれません。けれども、これまでに4100回以上のセッションを通じて、多くの方が「本質的な変化」を起こす上で持つ共通点を見つけました。

それは、自分に起こる外側の出来事に左右されず、内なる本質と深くつながり「ブレない在り方」を持つことです。たとえば、他人の言葉を受け止めつつ(必ずしも受け入れるのではなく)、自分の本質と照らし合わせて、自分に一致した言葉を発すること。これは戦うのではなく、『自分にとって真実ではないことから逃げない』姿勢です。

たとえば、こんな外側の出来事に心当たりがある方もいらっしゃるかもしれません:

– 新しい上司にこれまでのやり方を否定され、意見を聞き入れてもらえない
– 仕事を割り切っている部下に気を使って、思いを伝えられない
– 異動に対する不満を抱えながらも、自分の意思を優先できず悶々としている

あなたは、そんな日常をどう変えたいですか?

「外の出来事に振り回され、何かに頼りながら生きる」か、それとも
「自分の本質に従い、揺るがずに自分を信頼して生きる」か。

コーチングは、後者の生き方へとシフトするための強力なツールです。
社会は激変の時代を迎えていますが、新しい時代を力強く生き抜くためには、自分の本質を信じ、そこから揺るがない生き方が『鍵』となります。

今こそ覚悟を決め、これまでの自分の生き方を変えたい方へ――
ひとりでは開けなかった扉を、共に開き、その先に進んでいきませんか。

2024年11月15日 
安達由紀代